ポタラ宮(布達拉宮・3700m)
ポタラ宮は漢字で布達拉宮と言い、中国 チベット ラサ市城関区北京中路35号にあり、標高が3700mで、入場料が200元で、チベット仏教の最高位「ダライ・ラマ」のいる高さ177メートル、13階建ての世界でも最大級の宮殿で、1994年に世界遺産に登録し、チベット観光のハイライトです。
ポタラ宮は富士山とほぼ同じ標高3700メートルのチベット・ラサに鎮座しています。ラサ西部に位置する観音菩薩が降り立ったとされる山、マルポリ(紅山)に建てられています。ポタラ宮の「ポタラ」とは観音菩薩の住処である「補陀落」という意味です。
ポタラ宮は観音菩薩の化身とされる歴代ダライ・ラマの宮殿であり、歴代ダライ・ラマの霊廟でもありました。ポタラ宮は7世紀のソンツェン・ガンボが文成公主の宮殿として建てたのが最初とか、ソンツェン・ガンボが瞑想するための石室を建てたのが最初との伝承がありますが、現在のポタラ宮は17世紀にダライ・ラマ5世が建設を始めたものと考えられています。政教一致のチベットにおいて、まさに政治と宗教の中心とされた場所です。
ポタラ宮には歴代のダライ・ラマの住居、政治に使われた「白宮」、チベット仏教の宗教的な領域の「紅宮」があり、部屋の数は2000ほどあり、宮殿の中はたくさんの壁画、霊塔、彫刻、塑像などがあり芸術の宝庫となっています。チベット・ラサの象徴とされ、宮殿が近づくと、その巨大さに圧倒されます。チベット仏教の聖地として、毎年ポタラ宮に参拝する信者や観光客は数知れなく、中国チベット、ラサの旅行時、是非見たチベット観光名所です。